批評意見と「ありがとう」

http://d.hatena.ne.jp/kongou_ae/20080106/1199588074
このエントリより。
自分は巡回先のhttp://d.hatena.ne.jp/Su-37/から知ったのですが。
なかなか賛否両論が起きてますね。

自分はとりあえずこのエントリと似たような姿勢だなぁ。


このエントリのコメントにも反論が多数あって、
「読者のあらゆる反応によって作品はブラッシュアップされる」
「批評でヘコんで断筆なんてプロの姿勢じゃない」
といった旨のものが(我ながら大雑把な要約…)。

こりゃもっともだなぁと思うわけです。


ただ、それよりも

どっかの誰かのせいで、好きな作家の作品が読めなくなる可能性があるのは嫌じゃないですか?私は嫌です。

自分はここに賛同してしまうわけで。


そりゃそうです。好きな作品なんです。
完結も見届けられないのはさびしいです。

業界の衰退? 作者が育たない? そんなものは知ったことではない…
ここまで言うと言い過ぎか。でもなあ。

そりゃその生産物を享受している身としては、その土壌が駄目になる
ようなことを無条件で肯定したりはしないですが、それも自分の利害と衝突しない
場合だけです。

これは傲慢な消費者の意見ですが、だってその通り俺傲慢な消費者だもん。


これはコメントからの引用ですが。

落ち込むのはいいが、それでつまらんくなったり連載を辞めるような人間をプロとは認めない。そんな程度の精神力の奴はフリーターでもやってるといいよ。同業としては存在して欲しくない。

お前が認めなくても俺が認めている。
お前が存在して欲しいと思っていなくても俺は存在して欲しい。
(だって続き読みたいし。)

作品の存続を(結果的に)妨げるような批評意見を自分がいやがるのは、
こういうことなのではないかと思います。


――とは言え自分が見てつまんねぇと思った作品は(その意見を露出させないにしても)
むちゃくちゃこき下ろしたりしている(そしてその作品の尻切れを嘆く人の存在を
まったく仮定せず)わけで、冷静な批評をしてる方と比べるのも愚かしいぐらい
「どっかの誰が」に当てはまってしまってるんだよなぁ。


駄目だなぁ、この手の話に関してはエゴむき出しの意見しか出てこない…。